ミャンマー不動産レポート 2013年9月

ヤンゴンでの事務所開設のポイント―綿密な初期費用の試算を。  

 

ヤンゴン市街のオフィス物件は前号でもふれましたが、絶対量が不足しており賃料は坪単価月額1.5万から2万円が相場、東京並みもしくはそれ以上とお考えください。

ヤンゴンでの賃貸契約は賃料の1年分前払いが通例です。契約手数料は貸主、仲介業者によって異なるものの賃料の1ヶ月分程度見ておけば不足ありません。保証金等は不要です。オフィス選定の確認事項では、電力(ジェネレターの有無)、エアコン有無は必須、地域、時間帯によって渋滞も発生しておりますので、物件周辺の交通事情も押さえ所です。市街の移動手段は自動車に限られます、建物の目の前に横付けできるか、車を待たせておける通りかどうかは要確認です。

再契約時に賃料を大幅値上げされるケースもあり、仲介業者から過去の賃料推移を聞きだしておくことも重要です。日本のようにスムーズに再契約(更新)できるものと過信していると契約終了間際に物件探しをする羽目になりかねません。1年後の移転の可能性を視野にいれ、内装や什器、事務機等費用をかけ過ぎるのは禁物です。入居までのスケジュールについては、あらゆる工事業者はこちらの都合通りには動いてくれないものですから、要求ははっきりと伝え、余裕のある計画をお勧めします。

なお、弊社によくいただくご要望の一つですが、ネット環境は付帯設備ではありません。レッドリンク社などからWiMAXを個別契約します。事業所規模別で月々75$~200$くらいの使用料がかかります。それでも満足できる通信速度ではありません。事務所用途の物件には、ホテル、コンドミニアム、アパートのほか、戸建ての活用も検討できます。なお、日本企業向けのサービスオフィスも増えつつありますが割高感があるのは否めません。

 

ミャンマー不動産レポート

 

弊社、ValueAsia(バリューエイシア)ではすでにオフィス、店舗、住居の他、工業団地、工場用地、貸し工場等の調査にも着手しています。これらについては次号以降にレポートいたします。なお、情報が必要な方は、現時点までの調査データに加え、お客様のご要望にあわせて追加調査を行い、情報提供いたします。

YangonPress10月号掲載分加筆、修正