ミャンマー不動産レポート 2014年3月

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外国資本の参入による、良質な物件の供給増と価格適正化に期待。

建設、不動産分野へ外資参入相次ぐ

ミャンマーでは4月10日前後から20日過ぎまでが旧正月で全国各地で水かけ祭りが続きます。この時期は暑期にあたり年間で最も暑く、ビジネスは小休止となります。
最近、日系企業によるコンドミニアム建設のプロジェクトが聞こえてくるようになりました。建設規模により時期は前後しますが、早ければ来年、2015年の春先に日本資本によるコンドミニアムがヤンゴンにお目見えする予定です。
外国資本による開発計画では、3月中旬、サマセット、シタディーンのブランドで知られ、アジア、ヨーロッパ、23か国83都市でサービスアパートメントを展開するシンガポール、アスコット社のミャンマー進出が発表されました。早ければ、2018年カバエーパゴダ通りに複合施設を開業するものです。外国資本の参入により、競争原理がはたらき、一層の建設品質の向上、不動産価格の適正化が期待されます。

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選択肢の多いヤンゴン国際空港周域

ヤンゴン国際空港からヤンゴン中心部までは、およそ車で40分程。空港から10キロ圏内には、ミンガラドン(ヤンゴン国際空港はミンガラドンタウンシップに属す)、北オックラパ、北ダゴンとそれぞれのタウンシップ(管区)に工業団地が所在しており、製造業関連業種には利便性の高いエリアです。インセインの西方、川を挟んで対岸がラインタヤーで、相対的に安値感がある工場用地がひろがります。

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マヤンゴンの賃貸相場は、コンドミニアムタイプ100㎡以下(日本でいうところの3SLDK)で10万円以下の物件も見受けられる。㎡単価で1000円を切る水準。アパートタイプでも同等の相場観であるが、衛生面、設備面で外国人向けとしては不向きか。100㎡以上の物件では、コンドミニアムタイプで㎡単価2000円、アパートタイプ㎡単価700円~800円と都心部に比較すると割安感がある。インセインではサンプル数が限られますが、2,3割低めの印象。コンド、アパート種別に関わらず、発電機(ジェネレータ)の有無、部屋毎にエアコンが付設されているか、故障はないか、水廻りの清潔さ・使用感、共用部の清潔感に留意されたい。

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 マヤンゴンエリアでは戸建(邸宅)が割安で賃貸できるのが注目点です。2階建、3階建、庭、駐車スペースの有無で価格変動がありますが、事務所兼住居として利用でき、事務所開設にあたってはおすすめです。ヤンゴンでは事業拡張にともなう移転先の確保も難儀しますので当面は事務所兼駐在員用の住居として活用し、いずれ事務所専用にするなど、長い目でもコストパフォーマンスが高いといえます。

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手頃なところでは、建設面積3000sqf(278.7㎡)、庭なしの物件で27万円(㎡単価約1000円)程度の物件が散見されます。床面積が同等で敷地面積が4500~5000sqfになると、賃料は倍以上に跳ね上がるのでご注意を。戸建はフローリング、家具など良質な素材で重厚感のあるもの、バスルームが完備されているもの、水廻りに日本製の什器設備を備えたものなど物件ごとに特色がありますので好みにあわせて選べます。ただし、土地の所有者が自己所有ではなく販売目的で建物を作っているケースもあり、居住者視点で設計されていない戸建があること、クロスやカーペット、照明等配色の感覚が日本人とはずれがあり、ローカルで人気のあるもの、価格が高いものが借り手にとって必ずしも良物件とは限らないことをつけ加えておきます。

(文責:ValueAsiaMyanmarLtd.)

YangonPress2014年4月号掲載分加筆、修正


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